Linux Mint 17.3におけるBlenderでのGPUレンダリングまでのメモ
■セットアップ環境
OS:Linux Mint 17.3 Cinnamon 64bit
Blender:2.76b
ビデオカード:Radeon HD 7750
1.ドライバマネージャからプロプライエタリ版ドライバのインストール
fglrxを選択・インストール(up-date版は使わない)
※このドライバは少し古い。あとで最新版をインストールするための準備としてインストール
再起動して起動することを確認
2.x.org.confの作成
以下のコマンドを実行
コマンド:sudo amdconfig --initial -f
念のため再起動
3.最新のプロプライエタリ版ドライバのインストール
AMD公式サイトでUbuntu 14.04 LTS版のドライバが公開されているので、以下の4つをダウンロードする。
※Radeon HD 7750の場合
※※一緒にUbuntu 12.04用のドライバも列挙されるので、注意。これは使用しない。
公式サイト:http://support.amd.com/ja-jp/download/desktop?os=Ubuntu%20x86%2064
※サイトに表示されるファイル一覧の上から4つ
ダウンロードファイル(以下4つ)
・fglrx_15.302-0ubuntu1_amd64_ub_14.01.deb
・fglrx-core_15.302-0ubuntu1_amd64_ub_14.01.deb
・fglrx-dev_15.302-0ubuntu1_amd64_ub_14.01.deb
・fglrx-amdcccle_15.302-0ubuntu1_amd64_ub_14.01.deb
ダウンロード後は、各ファイルを上から順に1つずつダブルクリック。
GDebiパッケージインストーラーが起動してくるので、そのままインストール。
※別のパッケージを使うことを推奨するようなダイアログが表示される事があるが、
それは無視してインストール。
公式に用意された方を使ったほうが確実ですよという場合に表示されるみたい。
4つともインストールしたら再起動
4.BlenderにOpenCLを使うためのパッケージをインストールする【重要】
Synapticパッケージマネージャーで、以下のパッケージを検索してインストール
対象パッケージ:ocl-icd-libopencl1
※これがないとユーザープレファレンスにGPUレンダリングの項目が出てこない。
5.Blenderのダウンロードと設定
Blender公式サイトからLinux版のBlender 2.76bをダウンロード
任意の場所に展開し、ファイル【blender】をダブルクリックして起動
ユーザープレファレンスでGPUレンダリングの為の設定を行って完了。
GPUレンダリングの設定方法
公式マニュアル(日本語):
リンク
6.その他メモ
・Blender 2.76bからはGPUレンダリング用に以前のバージョンであったような
テスト機能をONにする環境変数などを指定しなくて良い。標準で使用可能
・2.76bの時点ではCyclesにおいてHDR関係に一部仕様不可能なものがある。
※詳しくは公式のリリースノート参照:
リンク